よくあるご質問
ピアノや調律にまつわる素朴な疑問、あれ!?って思ったこと、聞いてみたいけどなかなか聞けなかった事など、ピアノ全般のコンサルタントとしてお答えします。ピアノの内側は調律師、外側はご家庭でお手入れして下さい。その他、気になる事などございましたら、お気軽にお問合せ下さい。
Q.調律って、どんなことをするの?
A.ピアノ全体のコンディション作りをする作業
主に①調律 ②整調 ③整音、の三つの工程があります。【調律】-音程を正しく合わせる。約230本の弦の1本1本の音を「音の立ち上がり」「音の太さ」「音の長さ」等を同じように合わせる。
【整調】-タッチを整える。心地よいタッチを得るために、アクションやペダルを調整します。【整音】-音色、音量をバランスよく整える。美しい音色を生むために弦を叩くハンマーの状態を調整します。
Q調律は、なぜ必要なのですか?
A.ピアノはまるで精密機械のようなもの
ピアノは三味線やヴァイオリン等の楽器に比べて構造がとても複雑で、まるで精密機械のようなのです。また木材、羊毛、皮など、天然素材を使った精密部品が数多く使われているため、温度、湿度の影響を受けやすいのです。
私達が病気の診断や治療をお医者様にお願いするように、ピアノの健康管理には高度な専門知識と豊かな経験を持つ音の専門家である調律師が必要なのです。
Q.年に何回、調律したら良いですか?
A.最低でも2~3年に一度の調律をお勧めします
コンサートホールなどでは、演奏者になり代わり、その音楽の一部として行うので、演奏会の度にことさら念入りに調律いたします。
ご家庭のピアノは年に1~2回の調律をお勧めします。ほとんど使わないから調律しなくてもよいと思っておられる方もおりますが、これはピアノの寿命を縮め、品質の劣化にもつながります。最低でも2~3年に一度の調律をお勧め致します。
また、新品のピアノは狂いが早いので3ヶ月も経つとピッチが下がってしまいますので、小まめな調律が必要です。
Q.10年以上調律していない場合は?
A.時間と費用の負担が増えます
10年調律をしてなかった場合、通常の調律よりも時間も費用もかかりますが、2~3回連続して行うと元の調子を取り戻します。
ピアノは使われなくなると惨めなものです。しばらくの間でもチヤホヤと使われていた時、家庭内文化財としての夢がありました。
使われなくなって10年以上。何かのはずみでピアノに思いが及んだとき、調律をお勧めいたします。間違いなくピアノは九分九厘生き返ります。
Q.冷暖房の使い方 注意点
A.冬の暖房時の結露にご注意
ピアノの置き場所は、人が快く住める範囲であれば問題はありません。温度は15℃~25℃が標準とされています。
注意点として、冷たい部屋をストーブで急に温めたりすると、ピアノの金属部(弦、チューニングピン、フレーム)に結露が発生しサビの原因となります。またストーブの熱やエアコンの冷気が長時間直接ピアノにあたっていると、外装の反りやひび割れの原因となります。
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