ピアノの音に魅せられて
私はピアノ調律師です。
美しい音を作るのが私の仕事です。
ピアノ調律師
佐藤 政行
SATOU MASAYUKI
初めまして、岩手県盛岡市在住のピアノ調律師 佐藤政行と申します。ピアノは命の長い楽器です。年代を経たピアノであれば尚の事、そのピアノ独自の輝くような音を甦らせることが、なによりの喜びです。
ピアノは工場で製造された段階では単なる精密機器にしか過ぎませんが、調律師が音を作り魂を吹き込んだ時に、はじめて芸術品として完成されます。
私たちは普段、景色を眺めたり、鳥の声を楽しんだり、花の香りを嗅いだりし何気なく五感を利用して暮らしております。まさに良い音とは、五感で感じるものなのです。
テクノロジー時代の今日においても機械ではなく、人間の手と耳によって作り出される音の表情には宇宙のような無限の神秘と可能性が秘められています。命の長いピアノ同様、末永くお付き合いさせていただきたいと存じます。どうぞよろしくお願い致します。
これまでの実績
忘れ得ぬ調律
私と縁のあったピアノを
蘇らせる事が何よりの喜びです。
あるピアニストとの思い出
かなり昔になりますが、田舎の地区活動センターでピアノコンサートをするので調律を依頼されました。冬でしたから、暖房で急に温められた会場のピアノのフレームは結露でビショビショに濡れていて、タオルで何度も拭いてからの調律になりました。本番に間に合うよう精一杯の調律・調整を致しました。
その後、イスラエルのピアニストがおもむろにピアノに向かい、リハーサルをされました。そして、私にこんな言葉をかけてくださいました。「君は精一杯の仕事をしてくれました。次は私が頑張る番です、ありがとう」感激で胸が震える瞬間でした。
心に残る涙あふれる演奏会
妻が代表を務める 音楽の力、感動を多くの皆様へ届ける「Iwateわくわく音楽隊」の手伝いをしております。しかし2020年春、コロナ禍の影響で日本中から生の音楽が消えました。そんな中、8月2日盛岡市の「プラザおでってホール」で声楽家 森林美妃、ピアノ 白取晃司による「癒しの歌声を皆様に」を開催。
声楽家も、ピア二ストも久々の演奏で喜びと緊張で胸が打ち震え、私も調律出来る喜びで胸が躍っておりました。演奏が始まるとその温かくも華やかな歌声、ピアノの柔らかで繊細な響きに、お客様の目に大粒の涙があふれておりました。この日の演奏会は誰にとっても忘れられない特別な一日になったことでしょう。
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